「即死コンボ」
なんて美しい言葉なのだろう。
  • これまでのゲーム展開など関係なく、決まれば勝ち
  • 自分が死ぬ1ターン前にコンボを決めれば勝ち
どんなTCGでも即死コンボを求める人は絶えない。

そう、レギオンズも例外ではない。
レギオンズにおける即死コンボとは即ち
「1ターンで20点のライフを削りきる」これに尽きる。
今まで私が作ってきたデッキでの最高打点は、
「ヴェルザンディ>リノセロンテ>クイックリカバー」の18点パンチである。
それを越える20点パンチを作成しなければならなかった。

ルートの策定


20点のライフを削り切るには何をすればいいか?
私の頭の中には青白ヴェルザンディで使った

<装甲巨人リノセロンテ>を<クイックリカバー>する

このルート以外にいい案が思いつかなかった。
このルートには2つの課題が存在する。
  1. どうやってリノセロンテ出しクイックリカバーするか
  2. [1]を満たした上で追加の6点をどこから出すか
これからその2つを満たす案を紹介する。

案1-死者の蘇生+アコニー型

1番単純な答えが死者の蘇生であり、そのターンにクイックリカバーをスタンバイに置き、
次のターンにアコニーを出して6点を補完するプランである。手順は以下のとおり。
  1. 6コア目にリノセロンテで強襲
  2. 次のターンに死者の蘇生でリノセロンテ裏置き
  3. 同ターンにクイックリカバーをスタンバイゾーンにアンロック(コア溜)
  4. アコニーアンロック効果起動(中央にブロック不可)
  5. リノセロンテ>クイックリカバー>アコニーで20点パンチ

しかし、このプレンには以下の弱点がある。
  • 6コア目に相手のロードに触れない
  • 7コア目の動きが隙だらけ
  • 裏向きのリノセロンテを浄化の祈りされると勝てない
  • 相手の脅威を展開しながらコンボの準備ができない
  • 死者蘇生>クイックリカバーのネタ切れ感がヤバイ
という様々な欠点があった。
特に今のレギオンズにおいて6-7コア目に大きなアクションを取れないというのは致命的であり、
コントロール以外は基本6コア目にロードをおいてくるのに対し、
それを処理するとリノセロンテをタイムラインに送り込めずコンボができない。
これはデッキとして機能しないと判断し、今回は諦めることにした。

案2-エルルーン型

リノセロンテをエルルーンで出し+3/+3修正をつける。
クイックリカバーを使い、10+10=20 で勝ち。

なんて簡単なんだろうか。

さらにリノセロンテはエキドナ効果を使用して、
<ロロナ>や<スイッチアタック>を利用してタイムラインや場に無理なく送り込むことができる。
しかし最大の欠点がひとつ

  どうやってクイックリカバーを撃つか?


本当にこれが問題だった。色が違う関係上アンロックするには5コスト必要であり、
今のレギオンズの環境で覚醒後に5コストも無駄にするのはあまりにも無駄だった。
この問題を解決すべく、私はカードリストを眺め続けた。そしてひとつの疑問が浮かんだ。
それは、炎の乙女『エキドナ』のテキストについてだった。


「恋多き乙女」
<<自ターン中>>:あなたのカードの効果において、
あなたの他札にある[ミニオンカードとスキルカード]を、
あなたのウェイトゾーンIIにあるのと同じように扱ってよい。


別に表向きでウェイトゾーンIIにあるように扱うとは書いてないじゃないか!

もし手札のカードを裏向きでウェイトゾーンIIにあるかの用に扱うことができれば、
<妖精の角笛>で<クイックリカバー>をウェイトゾーンIに叩き込むことができる。

早速聞いてみた。
C4B0F30E-B06C-4593-BFDE-717FE103AE40

結果
35752296-2691-482D-A028-B33E471785B4


玉砕

諦めた、さすがにミュゼルを3コストで出してまでクイックリカバーを置く気にはならない。
しかし、とある人物の一言でこの妄想は復活することになる。

○浦う○ら「それライトヒールでいいのでは?」

3コストなら厳しいが、2コストならぎりぎり捻出できる。
その場で私はデッキ作成に取り組んだ。


クソデッキ、2秒で爆誕

korin40


ミニオン
  • 子鬼のヒミカ3
  • 樹精サクラ3
  • いたずらピクシー 3
  • フォレストフェアリー3
  • シルキーロロナ3
  • 装甲巨人リノセロンテ3
スキル
  • 妖精の角笛3
  • ライトヒール3
  • スマッシュブロー3
  • クイックリカバー 3
アーツ
  • フェアリーダンス1
  • スイッチアタック3
ロード
  • 妖精女王エルルーン3
  • 炎の乙女エキドナ3

コンボデッキを作るにあたって、大事なのは、
デッキパーツを以下の3個に分けて考えることである。

  ・コンボそのものに必要な絶対パーツ
  ・コンボ実現に必要なサポートパーツ
  ・相手の妨害や時間稼ぎに必要な補助パーツ

実際にレシピのカードをこの3個に分解してみる。


絶対パーツ
  ・装甲巨人リノセロンテ
  ・クイックリカバー
  ・スイッチアタック
  ・妖精女王エルルーン
  ・炎の乙女エキドナ

驚愕の絶対パーツ6種類!!
基本的にコンボの絶対パーツは全部ガン積みが基本になる為、
これでデッキ40枚のうち18枚が決まった。(ほぼ半分じゃないか)

サポートパーツ
  ・子鬼のヒミカ
  ・樹精サクラ
  ・妖精の角笛
  ・シルキーロロナ

6枚コンボなので、ドローソースは驚愕の12枚投入。
ロロナは最悪リノセロンテをタイムラインに送り込むことができ、
スイッチアタックの代わりになる可能性も秘めているため、相性がいい。

補助パーツ
  ・スマッシュブロー
  ・フォレストフェアリー
  ・いたずらピクシー
  ・フェアリーダンス

オサキサマを倒すためのスマッシュブロー
妖精のかさ増し+生き物を回すためのフォレストフェアリー
序盤の盤面取りのいたずらピクシー
どうしようもない大型を対処するためのフェアリーダンス

以上のような形でクソデッキ試作1号機は完成した。


クソデッキ 初陣
デッキを作成したら早速試すのがカードゲーマーである。
幸いなことにその場ですぐにデッキを試せる環境があったので回してみた。


結果・・・



結構決まる




そう、この5枚コンボはある程度決まるのだ。
10回程度回してみたところ、思わぬ副産物があった。

パワー7で3回なぐると人は死ぬということだ。

パワー7で3回殴ると勝つ、どこかで聞いたことがある。、
そうMTGプレイヤーならば誰もが知っているあのカード。


Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)

2586

クリーチャー ― ワーム(Wurm)
7/6

氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、
キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。
その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない
―甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。―
「キイェルドー:氷の文明」

こいつは6つの点でぶっ壊れていて、ゲームバランスを破壊したとされる。
まず1つ目。パワーが7であること。
こいつで3回殴るだけで試合に勝利するのだ。
 
甲鱗様wiki 甲鱗のワーム
https://www11.atwiki.jp/scaled-wurm/pages/21.html より引用


そう、甲鱗のワームである。
さらに自ターン中の中央にいるリノセロンテのステータスは7/6。
まさにリノセロンテは現代に蘇った甲鱗のワームなのだ。
甲鱗ロンテ
  (2秒で作成、後悔はしてない)


何回か使っていくうちにわかったことがある。
20点パンチよりも7で3回殴る勝ち方のほうが多いということだ。理由としては、
20点パンチをするには7コアある状態でエルルーンを出さなければならないのに対し、
7で3回殴るのは6コア状態でエルルーンを出せばいいからである。
この1ターン早くゲームが決まるというアドバンテージは覆すことができない。
これでこのデッキのメインプランが、「甲鱗のワームリノセロンテで3回殴って勝つ」に切り替わった。

これが「ハットトリック甲鱗」誕生の瞬間である。

もちろん20点パンチはサブプランとして持っておくにこしたことはなく、
20点パンチも中々の確立で決まるので当初のコンセプトは壊れていないので問題は無い。

後編ではこの荒削りなデッキを調整し完成させていこうと思う。

(後編)に続く