どのようにして今回の形の躍動マルドゥクができたか?その軌跡を説明しよう
今回は敢えて、デッキの回し方の解説せず、最後に動画を載せることだけにする
是非自分で回して、このデッキのパワーを感じて欲しい
かなりクセの強いデッキではあるが、強さと楽しさは間違いない
現状の課題
10月の魔杖戦、2-2で4回戦終了時にドロップという惨敗をしたのがことの始まりである
まずはその時のデッキと負け方を見直してみる
このデッキのダークオーラ2枚を死者の蘇生2枚に差し替えただけのものが10月魔杖戦のデッキだ
負け方
次は負けた試合を振り返ってみる
対赤黒(後手)
- 相手ジャックオランタンスタート>リトルゴレム
- ジャック→リトルゴレム(相打ち)シグレ本体2点>魂魄の召喚→シグレ(相打ち)
このように最初の2ターンで5分で返すことしかできず、そのまま盤面を取られる
その後、覚醒ターンに躍動マルドゥクをする余裕がなく、連鎖する呪いで返したものの、ライフは取れず
ミモザで微妙にユラノ圏内から逃げるが、ここでもライフが取れず
そのまま五行でミモザを殺され、ユラノでフィニッシュ
典型的なアグロ対アグロの後手負け
対白黒(後手)
1コスト引けずそのままマウント取られ死
これを脳死プレイヤー風にまとめるとこのようになる。
赤黒戦
「アグロ対面で後手とってアリス引けない上に、相手にドブンされたらむりだよねー」
白黒戦
「後手とって1コス引けなかったら無理だよね、事故事故、カードゲームつまらねー」
実際、10月魔杖戦当日はこんな言い訳をしながら中華料理を食ってた記憶がある
しかし、これはただの言い訳であり、こんな言い訳をするくらいなら
- 後手でアリス引けなくても勝てるように構築されていないデッキが悪い
- 後手で1コスト引けない状態から巻き返せないデッキが悪い
- そんなデッキを大会に持ち込んだ自分が悪い
こう考えるべきであった
アグロ対面を攻略する
対アグロ(特に次回増えるであろう赤黒)相手にどうするか?
これが次のチャンピオンシップの鍵になると確信した。その時に思い出したあるMTGプレイヤーの言葉がある
それは、日本初のプロツアー殿堂プレイヤーの藤田剛の言葉だ
彼はニコニコ動画のグランプリの生放送の解説でこう言った
「アグロに負けた時、手札に残ったカードは全てディスアドバンテージである。アグロに困った時はマナカーブの平均コストを1下げてカードを使いきれるようにしてみるといい」
(微妙にニュアンスは違うが、意味は大体一緒)
先人の言葉は素直に受け入れるのが勝利への近道だ、これを実践してみる
まず現状のマナカーブを見てみよう
- 1コスト:19枚
- 2コスト:10枚
- 3コスト:3枚
- 4コスト:5枚
- 5コスト:0枚
- 6コスト:3枚
ではここからマナカーブを下げていくにはどうなるか
まず2コスト以上の必須パーツをリストアップしてみる
- 2コスト
アリス:3枚
マルドゥク:3枚 - 3コスト
プルモーの突撃兵:3枚 - 4コスト
ミヤビ:3枚 - 6コスト
ミモザ:3枚 - 合計 15枚
ここから最終的に導き出された結論が
「この15枚以外のカードを全部1コストにすればいいのでは?」
「そうすれば1コストミニオンを引けないという事故もなくなるじゃん!!」
という狂気に達したのである
(この結論に達するのにかなり時間がかかった)
何の1コストを入れるか
この結論に達した瞬間に公式サイトの1コストの青黒のカードを全て確認した
ミニオン
- リトルスカルデビル
- 下忍カスミ
- リトルゴレム
- ヴァンパイアバット
- ルサルカの伝令
- プルモーの毒銛撃ち
- シオマネキ
スキル
- 死者の蘇生
- ショックボルト
- 躍動する死者
- スリッピィレーン
- 厳かなる埋葬
アーツ
- ブルーレクイエム
その中から以下の9種25枚を選定したのだ
ミニオン
- リトルゴレム:3枚
- 下忍カスミ:2枚
- プルモーの毒銛撃ち:3枚
- ヴァンパイアバット:2枚
- ルサルカの伝令:3枚
スキル
- 躍動する死者:3枚
- 死者の蘇生:3枚
- スリッピィレーン:3枚
このデッキは攻めるデッキである。
最終的に攻めに転じらられないカードは0.5秒で選外となった
求めたものは、
「最大級の殺意」