カテゴリ: レギオンズ

ついに4弾のカードが公開され始めましたね。そのなかで個人的に気になったカードがいくつかあったので自分なりの評価を書いていきます。
LRとかLとかじゃなく、縁の下の力持ち的なカードを紹介していきます。

あずきあらい

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配置時効果の条件が「自分のライフが相手のライフ以下である」というのが便利。ライフが同数でも発動し、「先手2T目に相手の1コスト壁を叩く」「後手1T目に相手の1コストミニオンを叩く」と先手でも後手でも仕事がしっかりあるのが強み。赤の1コスト枠期待の新人。

樹海のチアガール

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挺身のカードの中で最も評価が高いです。あのウォークライがなんとミニオンになって帰ってきた。最初に手札からプレイするときはウォークライより1コスト重いもののまわり始めれば完全にウォークライです。なぜ効果が1番使いやすいこのカードがwt2なんだ?

クローネの占星術師

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チャンピオンシップで公開されたときは、3コストで効果も3枚見て1枚加えるというなんとも言えなかったカードが、蓋を開けてみたら2コストで2ドロー1ディスの安定感化け物に。これのおかげで緑絡みのデッキの安定感が爆上がりになると思います。エキドナなどのコンボデッキもパーツが揃えやすくなるので、「帰ったきたハットトリック甲鱗 Mk.Ⅱ」も夢じゃない。

コピースペル

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wt3のドロースペルという点で評価、環境からアグロが少なくなるなら2ターン目に打つ余裕は全然ある。青白であれば、2ターン目コピースペル、5ターン目ビッグベア+スタンバイからコピースペル、とwtの流れが美しく決まる。別に打ちたいスペルがなくても2.5.8.11ターン目に撃てるので、ゲーム終了までに4枚分ドローが増える計算。リヴァイアサンを持つ青が安定したドローソースを持つのは非常に強力。

ソウルバースト

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赤期待のアーツ、4コスト以下のカードをメタるものが増えてきている中、5 コストのロードを使いやすくしてくれる頼もしい存在。マナブースト効果は活性状態のエリアに置くため、5コストロードが処理された後のターンに、「コア貯め」>「オーガチャージ」と打つことで貯めたコアを次のターンを待たずに活性エリアに置くことができ、このカードと3コストのカードを同時に使えるのは非常に魅力。

以上、自分が気になったカードでした。

どうも、ミナミカンです。

運が1年間味方してくれたおかげで、2018年の年間ランキングで1位をとることができました。
いい節目なので、4月からの中型、大型大会を軽く振りかえろうと思います。


魔杖戦4月(準優勝)

これより前に3回ほど店舗大会に出ていたのですが、初めて出たといっても過言ではない大会です。
ランクポイント制度が採用されて最初の大会だったということもあり、いいスタートダッシュを切れました。
使用デッキは剣術アグロ、3月の魔杖戦で3位に入賞した「西浦うずら」さんのレシピを参考に作ったデッキです。今見返すとかなりぬるい構築ですね。なぜ決勝まで行けたのか不思議なくらいです。

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チャンピオンシップ春 (ベスト4)

魔杖戦4月で準優勝したこともあり、シード権つきでベスト16からのスタートでした。
使用デッキは剣術アグロ、仮想敵はハイデルオリヴィエただ1つです。
前日に10時間以上調整し練りに練り上げたデッキで出場、ベスト16、ベスト8とハイデルオリヴィエに勝ち、準決勝で1コストを引けない事故によりハイデルオリヴィエに負け。
3位決定戦も負けてベスト4でした。負けは悔しかったですが、かなり納得いく結果に終わりました。
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魔杖戦5月(準優勝)

青白、青黒の構築済みデッキが発売された後の最初の大会でした。
使用デッキはヴェルザンディOTK(OTKって本当にダサくない?)青白カードがかなり自分好みのデザインをしていた上に強そうだったので使用しました。
ヴェルザンディから出せる最高火力のリノセロンテ、4ターン目に撃つと戻ってくるクイックリカバー、手札が足りないから突っ込んだ別色のサクラ、と脳死テキトー感丸出しのデッキで出場することに。
正直強いかどうか不安で仕方が無かったものの、1回戦、相手コア勝ち寸前のターンでコンボが決まり18点もぎ取って勝ち。←ここでデッキの強さを確信
2回戦、3回戦と危なげなく勝つも、決勝戦でデッキそのものの安定感の無さが露呈し負け。
この大会から自分のデッキが少し注目されるようになり、身内に優勝できない人のレッテルを貼られはじめられました。
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魔杖戦6月(ベスト8)

私の準優勝もあってか、5月ではあまりいなかった青白がかなり増えた大会でした。
使用デッキは引き続き、ヴェルザンディOTK、デッキの中身をコントロール型にして調整しました。
結果はベスト8、青白同系の経験不足が招いた負けでした。完全に自分の怠慢です。
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チャンピオンシップ夏(ベスト4)

5月の魔杖戦で準優勝したため、不戦勝を1個もらった状態での出場でした。
使用デッキは青白ヴェルザンディ、かなり攻撃的な形に変更させたタイプです。
不戦勝明けの2ラウンド目で負けるも3連勝してベスト8入り、そのご決勝トーナメントで5月に私を倒した憎き姫月さんを下し準決勝に進出。
アグロ系が少ないとみて、対策不足名のところに、準決勝3位決定戦と2面アグロ。
なすすべも無く轢かれてベスト4、環境の読みが甘かったことを含め納得のいく結果で終わりました。
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魔杖戦8月(ベスト4)

3弾環境最初の魔杖戦、発売前から評判の高かった剣術アグロを使用。
前哨戦ともいえるイエローサブマリン各店舗(マジッカーズ、ミント、千葉、柏)で行われた黄艦杯ではミトで1回優勝、さらに剣術アグロミラーは無敗だったためかなり強いデッキに仕上がったと思ったものの、前日の千葉、柏でかまっちさんの黒緑に完膚なきまでにボコボコにされて自身をへし折られた状態での出場でした。
運よく1回も黒緑と当たることなく大会終了、3ラウンド目で白黒に負けで4-1フィニッシュ、オポ差で4位入賞、3弾環境幸先のいいスタートになりました。
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魔杖戦9月(ベスト8)

魔杖戦前の黒緑に対する大敗、そして魔杖戦での対ハイデルオリヴィエとの敗北から剣術アグロに未来は無いと考え、別のデッキを作成することを決意。
フリーで何度かハイデルオリヴィエを倒しており、さらに黒緑に対して有利と噂の青黒を練ることに決めました。
南越谷勢と幾度の調整を繰り返し、黄艦杯(池袋、宇都宮、川越)に行くもよい結果は出ずに調整は難航、8月末に天から最強のデッキが降りてきたのでそれで出場しました。
使用デッキは『躍動マルドゥク』、優勝する気マンマンで出場するも1ラウンド目にいきなり調整相手のdotさんと対戦。前日にデッキの弱点を教えたら対策カードをガン積みされ敗北し、残りはすべて勝ちベスト8でフィニッシュでした。
decklist

魔杖戦10月(2-2ドロップ、ガンスリ優勝)

9月の負けは事故を割り切り上のデッキのダークオーラ2枚を死者の蘇生2枚に変更したもので出場。
使用率トップのデッキはまさかの躍動マルドゥク、9月の時点では私しか使用していなかったのでかなりビックリした結果でした。
ラウンド1、2と躍動マルドゥクのミラーマッチを勝ち、いい滑り出しのところで赤黒アグロに負け、白黒アナスタシアに負けで2-2ドロップで本線は終了しました。
後攻時の不安定さという弱点が露呈した形で負けてしまいましたが、サイドイベントのガンスリンガー大会では7-0で優勝と最低限の結果は残せたのでギリセーフといったところでしょうか。

チャンピオンシップ秋(優勝)

10月は残念な結果に終わってしまったが、躍動マルドゥクが1番強いデッキであるということは信じていたので、躍動マルドゥクを大幅に調整し出場。
ブン回りはほとんど無かったものの、調整の甲斐あってかかなりデッキの安定感が増していた為、デッキの強さを遺憾なく発揮することができ8-0での全勝優勝でした。
この優勝で「優勝できない人」というレッテルがようやくはがれました。8回目のベスト8、3回目の決勝戦での優勝の嬉しさは涙が出てくるほどのものでした。
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12月魔杖戦(ベスト8)

チャンピオンシップの優勝で年間ランキング1位確定、後はかまっちさんとのシーズンランキング争いとなった最後の大会でした。この大会での200ptの差を縮められれば年間シーズンダブルでの優勝です。
今回は2デッキ使用ルールでかつ時間も2週間とかなり期間が短かった上、間にスマブラ発売がかぶってしまい。使用デッキは、チャンピオンシップで使用したデッキのリトルゴレムを1枚ヴァンパイアバットに変更した躍動マルドゥク、そして8月魔杖戦のレシピそのままの剣術アグロという、かなりテキトーな選抜になりました。
最初の3戦は、剣術、剣術、躍動、と使用し3-0、その後、躍動マルドゥクに対し剣術を出し負け、耐久白緑に躍動マルドゥクを出し負けでベスト8で終わりました。かまっちさんが2-2オポでベスト8に入っていた為ポイント差は縮まらず、シーズンランキングは2位という悔しい結果に終わりました。

2018年総評

魔杖戦、チャンピオンシップでの対戦成績を合計すると35勝15敗という結果になりました。
1本勝負のカードゲームにおいて、勝率7割というのはかなりいい結果だと思います。
思い返すと4月の魔杖戦での準優勝から「一度でいいから優勝してやる」と思い続けて4月から11月までほぼすべての熱意をレギオンズに注いでいたことがこの結果に繋がったと感じます。きっと4月の悔しさが無ければ多分ここまで本気でレギオンズに取り組んでいなかったんじゃないかな?
人口50人にも満たない小さなコミュニティではありますが、この優勝と年間1位の記録はかなり嬉しいです。
今年のレギオンズはとりあえず4弾発売までお休みしようかと思います。ありがとうございました。

やっとあがりましたね、公式動画

大雑把な説明は動画の方でしているので、こちらでは細かいことを書いていきます。

対戦前

とうとう決勝戦、4月5月と逃した優勝をつかめる3度目のチャンス!
しかも相手はかまっちさん、予選で倒した相手とはいえ楽に勝てる試合じゃないので気を引き締めていこうと思いました。
使ってるデッキ自体は黒緑を殺すために作った躍動マルドゥク、相性としては非常に勝算のある組み合わせです。先手8:2、後手6:4くらいで有利ついてる自信はあります。
しかしダイス結果は後手、少し勝率の落ちる状態でのスタートです。

Turn1

相手はサクラでスタート、正直新緑じゃなくてホッとしたところ。
まず初手をみてゲームプランを決めます。初手ドロー後
  • ミモザ
  • ミモザ
  • 突撃兵
  • アリス
  • カスミ
  • レクイエム
1-3ターンの動きは確定、マルドゥクが引けてないのでミモザを2回出してライフを削るプランでいきます。
手札交換はブルーレクイエム捨てのブルーレクイエム引き。
手札を変えずに山を掘れました。

ライフ
かまっち20-20ミナミカン

Turn2

相手はオコンでカスミ取り。
こちらオコン前アリス。
特に言うことはありません、想定通り。

ライフ
かまっち20-20ミナミカン


Turn3

相手はフィオーネでアリスを取りライフ2点。
こちらはアリスでオコンと相打ち、突撃兵の配置位置を考えます。相手のフィオーネの移動効果で破壊される場合を考え、その場合に2点ライフを取れるようにフィオーネの前に配置

ライフ
かまっち20-18ミナミカン

Turn4

相手まさかの2枚目のフィオーネ配置、2点取る予定だった突撃兵が1点になってしまう。ちょっと辛い。ついでに新緑まで出されるタイムラインも充実してしまう。
こちら覚醒ターン、本来であれば躍動マルドゥクをしたいところですが、躍動もマルドゥクも無し。かなり辛いです。ここでドローがスリッピィレーンなのですが、何故か手札にある2枚目のカスミを切ります。手札交換でのドローはなんと死者の蘇生!このカードを使うことでタイムラインにあるプ突撃兵が除外されず次のミモザへ繋げられることが確定しました。
とりあえずブルーレクイエムでオコンをタイムラインから除外し、1ドロー(なんでこのカードをドロー付いてるんだろう?)運命のドローは突撃兵、死者の蘇生でタイムラインの突撃兵を左側に配置して手札からの突撃兵は中央に配置。フィオーネの移動効果を徹底的にケアしていきます。

ライフ
かまっち19-17ミナミカン

Turn5

相手覚醒、ここで私の手札にはクドリャフカを取れる手段がないのでクドリャフカ+呪言でタイムラインのカスミを取られてしまうと勝ち筋がなくなります。それだけはやめてと思いながら祈ります。前のターンカスミを手札に残しておけば大丈夫だったのにそれすら気づいてません。完全にバカです。
結果はフィオーネ移動からの中央ナTurイトメア。中央プルモー起きが功を奏して2点ゲット。
相手はナイトメアのタイムラインの突撃兵をwt+1、ここで突撃兵を選ぶのはさすがだなと感心。
カスミを選ぶと何1ついいことが起こりません。
返し、突撃兵がwt3に送られてしまったので仕方なく突撃兵でナイトメアに突撃自害から、なぜかアリスでナイトメアを倒してからミモザを出す。(1点分回損)ミモザ効果で突撃兵を出しフィオーネを処理、カスミで1点、エンド時突撃兵の爆発で2点、合計10点ダメージの1点回復、本当にこのカードを何が書いてあるのか分からない。

ライフ
かまっち7-17ミナミカン

Turn6

クドリャフカこないでと神に祈る。祈り虚しくカスミからのクドリャフカ、そして呪言で突撃兵除外。
これでこちらの勝ち筋は手札にある2枚の毒銛撃ちとタイムラインの突撃兵、そして盤面のアリスで残りのライフを削りきるだけ、とこの瞬間は考えていたんですが、なぜかドローでルサルカの伝令を引いた瞬間に「ドローしなきゃ!」とIQ2くらいの思考に陥り毒銛撃ちを除外する、ちなみに、なぜかまだスリッピィレーンを抱えているのでそれをとっとと焼却すべきでした。一体私は何をケアしてたのか全くわかりません。
そしてなぜか毒銛撃ちで強襲、ここは自分のライフも見据えてコアを貯めて次ターンの7コストミモザでのプルモー2人組出しを狙うべきでした。ただここは先程の手札交換ミスと比べたらマシです。

ライフ
かまっち5-16ミナミカン

Turn7

相手のツクヨミ着地可能ターンですが、こちらのライフが多い上、万物流転をアンロックできていない為、100%でてこないターン、相手盤面全処理からクドリャフカで3点のカスミで1点、こちらライフ12でツクヨミ致死圏内。
ここでこちらのスタンバイには死者の蘇生、間違いなくミモザ張り替えから突撃兵相打ち、死者の蘇生で突撃兵準備をし、突撃兵1枚に全ての希望をかける。
ここで入念に致死ラインのライフを計算するがここで痛恨のミス、相手の打点を考えてる間になぜか「HUGっと!プリキュア」のエンディング曲が頭の中で流れ始め、完全に足し算の結果を忘れてしまいます。長考で残り時間が少なくなってる中これは流石にやばいと頭を振り払い打点を計算。ライフ14なら死なないと判断し、相手のライフを3削り突撃兵を裏向き準備で死刑宣告。

ライフ
かまっち2-14ミナミカン

Turn8

最終ターン、相手のナイトメアがプルモー前に来ることが予想できるので万物流転さえこなければ勝てると祈る。しかしここも祈り届かず万物流転、ライフは3へ、手札では1点足らないので次のドローにかける。と思ったら何故かナイトメア中央に、もう1枚ナイトメアやらデカブツがあってプルモーの前に置かれるだろうと思ったらなんとカスミ。
返しで盤面のアリスでカスミを取り、突撃兵マスター3点で勝利。

ライフ
かまっち0-10ミナミカン

総評

プレイングは大ミス2回の微ミス2回、正直決勝戦としてはあまり参考になるものではありませんね。こうやって見返してみると勝ち試合でも突っ込みどころが沢山出てきます。もしかまっちさんがナイトメアを左に置いていたら、ナイトメア処理からの死者の蘇生で相手ライフ1自ライフ13の状態で返してお祈りすることしかできなかったと思います。
ただ、あの疲労と緊張の中で要所要所のプレイはちゃんとできてたので、少しは4月から成長できたと感じました。
来年もまたチャンピオンの決勝の舞台で試合をしたいものですね。

かまっちさんのブログに影響されて各種試合をざっくり振り返る。

予選

1回戦 

hayaさん(躍動マルドゥク)先手
ダイスで勝ち先手をとって幸先良くスタート、序盤は1コスト>アリスとスタート。3ターン目にプルモーの突撃兵を置いてターン終了(ここでアリスで殴り忘れる痛恨のミス)覚醒お互いマルドゥクが置けず、相手が1ターン遅れてマルドゥク。返しのミモザの打点を計算するが、なんと1点足りず。3ターン目のアリスの殴れ忘れが響くが、返しの相手ミモザの打点を計算し、そこから逃れるように回復しつつマルドゥク放置でライフへ、そのままターンが返り勝ち。

2回戦 

yuyatさん (白緑スグラフ)先手
ダイスで勝ち、そのままリトルゴレムスタート。相手返しで救援要請アンロック。その隙にルサルカ+1コストと動きマウントを取る。相手2ターン目サクラのみ、その後、プルモー、相手ミツバ、ミヤビ、相手クローネの女王親衛隊。ここでなぜかクローネが中央ではなくミヤビの前、ミヤビに躍動を撃ってクローネを取ろうと予定してたのにその必要がなくなったため、その隙にダメージを全てライフへ。相手中央マサムネでプルモーを返す。こちらもミモザは持ってなかったが、プルモー強襲でマサムネ処理、蘇生躍動プルモーで残りのライフを詰めて勝ち。

3回戦 

dot.godotさん(赤白中速)先手
魔杖戦9月、躍動マルドゥクお披露目の予定日に私を1回戦落ちさせた因縁の相手。渾身のダイスで勝利し、1ターン目はドラコを警戒してリトルゴレムスタート。相手が返し事故りそのままアリス>プルモーの突撃兵。4ターン目、アロンダイトケアでミヤビを置かずに2枚目のプルモーを着地。覚醒ターンマルドゥクからミニオンを並べてパーシヴァルされてもタイムラインは流されないように立ち回る。結局パーシヴァルはされずそのままミモザで押し切って勝ち。

4回戦 

るーめりさん(剣術アグロ)後手
千葉の大会でよく当たるるーめりさん。現存する剣術アグロ使いの中ではぶっちぎりに強く、ほぼ唯一といっていい負け越してる相手。運命のダイスロールは痛恨の後手。相手の1コストスタートに対し、こちらは信頼のヴァンパイアバットスタート。プルモーとパワー2でバックダメージを与えつつ覚醒前を耐える。覚醒ターン、渾身のブルーレクイエム2枚で剣術を全て抜き。打点とリソースを優位に傾ける。相手は当然のように聖剣の加護+オサキサマ。オサキサマの処理にかなりもたついた後、痛恨のパーシヴァル。手札にミモザもなくパーシヴァルを処理できない状態でドロー、一瞬投了しかけたがカスミの引きのおかげで、ミヤビ+躍動+カスミの4点でパーシヴァルを取りつつミヤビブレイクで1点ダメージ、勝利ターン1ターン前に相手のライフ1の状態で中央にプルモー。パーシヴァル2枚目来ないでくださいと言いながらのお祈りタイム。祈りが届いて勝ち。

5回戦 

かまっちさん(黒緑ツクヨミ)先手
躍動マルドゥク対黒緑は負けちゃいけない試合。予選5回戦目と、正直勝とうが負けようがどっちでもいい試合。決勝トーナメントで当たった時の予行演習のつもりで対戦。ダイスで勝ち先行をとる。「ヴァンパイアバット>アリス>プルモーの突撃兵>ミヤビ>マルドゥク+プルモーの突撃兵>ミモザ」このどうでもいい試合で会心のブン回り。負ける理由はなく勝ち。

byeなし、5-0で予選1位通過

決勝トーナメント

準々決勝 

るーめりさん(剣術アグロ)後手
予選で3-2したと聞いてホッとしたのに何故かベスト8にいて困惑。どうやら私が1位通過したのが原因で、3-2プレイヤーの中では1番順位が高かったらしく、8位通過してたとのこと。1位と8位が当たるのは必然とはいえ予選の結果が本線の先手後手に関係しないこのゲームでは1位通過も8位通過も関係ない。本線いきなり追い込まれてしまった。ダイス結果は痛恨の後手、死を覚悟するも最善を尽くすしかない。相手の動きは芳しくなく、こちらは除去とプルモーでライフ差を詰められないようにしつつ、ブレイク時効果でちまちまライフを削る。覚醒ターン、ここから躍動マルドゥクで打点を返しでおきたいものの、マルドゥクを引けず絶望。代わりにブルーレクイエムを2枚引いたので相手の剣術を抜き、打点を抑えつつ、リソース差をつけプルモーの突撃兵。相手当然のように聖剣の加護でプルモーを手札に戻され、当然のようにオサキサマ。しかしタイムラインの剣術を抜いていたためライフは取られず。手札に蘇生躍動コンボは揃っていたもののタイムラインが貧弱でオサキをとるのに手間がかかる。プルモープルモーと置きたいものの、パーシヴァルで死が見えるので、我慢してミヤビ>マルドゥクここでマルドゥクを置いてしまったことでオサキ相打ち>パーシヴァルで破産することに気づくが後の祭り。しかしそれはされずゲームは長引き、ハモニアをだされロングゲームに。ここでブルーレクイエムが聞いてきて、リソース差ではこちらが有利になり少しずつ有利になっていく。最後にパーシヴァルをだされライフが7まで詰められるも、蘇生躍動マルドゥクでプルモーを走らせパーシヴァル除去の裏帰ったプルモーに躍動を撃ち壁を立ててエンド。スタンバイに4点分火力が見えていたため、除去+追加3点が来なければ勝ち。相手の手札も少ないため最後のお祈りタイム。祈りが届き返しにミモザで勝ち。

準決勝

冥加さん(赤黒アグロ)後手
対戦相手は違えど、10月魔杖戦で負けたデッキタイプ。ここに後手から勝つためのチューニングはしてきたため、答え合わせの時間。相手シャオメイスタートから、こちらはしっかりヴァンパイアバット、相手シグレでフル顔面。世界一重要な2ターン目。トップは最高のカスミ、スリッピィレーンとヴァンパイアバットでシャオメイをとり、カスミでシグレを除去。後手2ターン目にして盤面優位をとる。ヴァンパイアバットの効果でライフ1点もしっかりとっていけてるのが偉い。3ターン目相手がジャックオランタンとショックボルト。1/1はヴァンパイアバットのなので美味しくいただき、プルモーの突撃兵を場に出す。どうせ次のターンギョクトだろうなーと思っていたところでまさかのキッカ、ヴァンパイアバットで相打ちとれないのでちょっと困る。そしてこちら覚醒、マルドゥクもミモザも引けてないので囲いに囲ってたルサルカとブルーレクイエムを全力で消費して引きに行きつつ、相手のシグレとジャックオランタンを抜き、ユズリハからの回復量を減らしに行く。先手2ターン目のシグレは後手覚醒ターンのブルーレクイエムの格好の的である。ターンドローと、ルサルカの引いたに4枚の中にカスミとプルモーの毒銛撃ち、そしてミモザがあったためかなり安心。カスミと合わせてヴァンパイアバットでキッカを除去し、プルモー突撃兵でライフ3点、中央にプルモーの毒銛撃ちを配置しターンを返す。相手覚醒ターン特に強い動きもできず、ミモザ出して相手ライフ2で盤面プルモー、相手なすすべなく投了で勝ち。

7勝0敗で迎えた決勝、対戦相手は予選5回戦で当たったかまっちさん。3回目の決勝は流石に負けられない。
決勝の感想は動画が投稿された後にまた書きます。

どのようにして今回の形の躍動マルドゥクができたか?その軌跡を説明しよう
今回は敢えて、デッキの回し方の解説せず、最後に動画を載せることだけにする
是非自分で回して、このデッキのパワーを感じて欲しい
かなりクセの強いデッキではあるが、強さと楽しさは間違いない

現状の課題

10月の魔杖戦、2-2で4回戦終了時にドロップという惨敗をしたのがことの始まりである

まずはその時のデッキと負け方を見直してみる
decklist

このデッキのダークオーラ2枚を死者の蘇生2枚に差し替えただけのものが10月魔杖戦のデッキだ

負け方

次は負けた試合を振り返ってみる

対赤黒(後手)
  • 相手ジャックオランタンスタート>リトルゴレム
  • ジャック→リトルゴレム(相打ち)シグレ本体2点>魂魄の召喚→シグレ(相打ち)
このように最初の2ターンで5分で返すことしかできず、そのまま盤面を取られる
その後、覚醒ターンに躍動マルドゥクをする余裕がなく、連鎖する呪いで返したものの、ライフは取れず
ミモザで微妙にユラノ圏内から逃げるが、ここでもライフが取れず
そのまま五行でミモザを殺され、ユラノでフィニッシュ
典型的なアグロ対アグロの後手負け

対白黒(後手)
1コスト引けずそのままマウント取られ死


これを脳死プレイヤー風にまとめるとこのようになる。

赤黒戦
「アグロ対面で後手とってアリス引けない上に、相手にドブンされたらむりだよねー」
白黒戦
「後手とって1コス引けなかったら無理だよね、事故事故、カードゲームつまらねー」


実際、10月魔杖戦当日はこんな言い訳をしながら中華料理を食ってた記憶がある
しかし、これはただの言い訳であり、こんな言い訳をするくらいなら
  • 後手でアリス引けなくても勝てるように構築されていないデッキが悪い
  • 後手で1コスト引けない状態から巻き返せないデッキが悪い
  • そんなデッキを大会に持ち込んだ自分が悪い
こう考えるべきであった


アグロ対面を攻略する

対アグロ(特に次回増えるであろう赤黒)相手にどうするか?
これが次のチャンピオンシップの鍵になると確信した。その時に思い出したあるMTGプレイヤーの言葉がある
それは、日本初のプロツアー殿堂プレイヤーの藤田剛の言葉だ
彼はニコニコ動画のグランプリの生放送の解説でこう言った

「アグロに負けた時、手札に残ったカードは全てディスアドバンテージである。アグロに困った時はマナカーブの平均コストを1下げてカードを使いきれるようにしてみるといい」
(微妙にニュアンスは違うが、意味は大体一緒)

先人の言葉は素直に受け入れるのが勝利への近道だ、これを実践してみる

まず現状のマナカーブを見てみよう
  • 1コスト:19枚
  • 2コスト:10枚
  • 3コスト:3枚
  • 4コスト:5枚
  • 5コスト:0枚
  • 6コスト:3枚
ではここからマナカーブを下げていくにはどうなるか
まず2コスト以上の必須パーツをリストアップしてみる
  • 2コスト
    アリス:3枚
    マルドゥク:3枚
  • 3コスト
    プルモーの突撃兵:3枚
  • 4コスト
    ミヤビ:3枚
  • 6コスト
    ミモザ:3枚
  • 合計 15枚
ここから最終的に導き出された結論が

「この15枚以外のカードを全部1コストにすればいいのでは?」
「そうすれば1コストミニオンを引けないという事故もなくなるじゃん!!」
という狂気に達したのである
(この結論に達するのにかなり時間がかかった)


何の1コストを入れるか

この結論に達した瞬間に公式サイトの1コストの青黒のカードを全て確認した

ミニオン
  • リトルスカルデビル
  • 下忍カスミ
  • リトルゴレム
  • ヴァンパイアバット
  • ルサルカの伝令
  • プルモーの毒銛撃ち
  • シオマネキ
スキル
  • 死者の蘇生
  • ショックボルト
  • 躍動する死者
  • スリッピィレーン
  • 厳かなる埋葬
アーツ
  • ブルーレクイエム

その中から以下の9種25枚を選定したのだ

ミニオン
  • リトルゴレム:3枚
  • 下忍カスミ:2枚
  • プルモーの毒銛撃ち:3枚
  • ヴァンパイアバット:2枚
  • ルサルカの伝令:3枚
スキル
  • 躍動する死者:3枚
  • 死者の蘇生:3枚
  • スリッピィレーン:3枚

このデッキは攻めるデッキである。
最終的に攻めに転じらられないカードは0.5秒で選外となった

求めたものは、

「最大級の殺意」

そして

「8試合事故なしで戦い抜く最強の安定性」

では1枚ずつ選定理由を説明していこう


リトルゴレム
定番の1コストミニオン
先手であれば対象にできないパワー2、後手であれば除去されない壁
攻めにも守りにもなるので採用、ヴァンパイアバットと最後まで迷ったが
パワー2と結界の安定感を評価して3枚


下忍カスミ
これも定番のミニオン
先手1ターン目ではあまり出したくないが、本体火力になる上
盤面処理し、足りない1点を補って相手ミニオンを処理できる
ミニオンで壁にもなるので防御性能も十分
攻めにも守りにもなるので採用
黒系アグロが増える読みで、スリッピィレーンに枠を奪われ2枚


プルモーの毒銛撃ち
デッキコンセプトのカードなので抜いた瞬間にデッキではない
壁になりつつ、相手のライフを詰めることができる
攻めにも守りにもなるので採用、安定の3枚


ヴァンパイアバット
青黒唯一のタフネス2の1コストミニオン
シオマネキ?そんなやつ知らない
相手のタフネス1ミニオンを処理しながらダメージを与えられる
このカード1枚で悶絶する代表的なミニオンを列挙すると
  • 下忍カスミ
  • ルサルカの伝令
  • 樹精サクラ
  • 新緑の精霊
  • ジャックオランタン
  • リトルドラコ
  • アリス
  • 他1/1ミニオン全て
恐ろしく範囲が広く、攻めにも守りにもなる
さらにアタック対象が入れば強襲でライフも取れる優れもの
リトルゴレムとギリギリまで迷い2枚


ルサルカの伝令
1コストのカードを並べるってことは手札が枯れやすい
カードのリソースを稼ぐための必須パーツ
攻めにも守りにもならないがミニオンなので及第点
入れたくないけど入れなきゃデッキが回らない、仕方ない3枚


躍動する死者
デッキ名、コンセプト
入れない理由がない3枚


死者の蘇生
躍動する死者の相方であり、別に単品で引いても構わない
躍動する死者が引けない時は覚醒前に真ん中にミニオンを用意して
擬似的な躍動マルドゥクも可能になる
オサキをとるためにも欲しいので確定の3枚


スリッピィレーン
ククリ以外のタフネス1ミニオンを全て落とすカード
先手時のリトルゴレム対面でゴレムを殺して顔面2点
1/2を落とす時にヴァンパイアバットと合わせてもあり
その他
  • ハモニアを1コストで退ける
  • 相手のアタッカーをミヤビの前にずらす
  • 邪魔な威圧をどかして前を開ける
  • アネット、ツクヨミでパンプされてるカードをどかす(ナイトメア以外)
  • ミラーでマルドゥク前にいるプルモーをどかしてから殺す
  • 4コス3/3先制のクローネ(名前忘れた)を真ん中からどかす
  • クド時にマルドゥクでどかせない真ん中をどかしてクドを殺す
などなど、躍動マルドゥクの致命的な弱点だったものを全てカバーしてくれる
迷ったが、引けないと詰むシチュがあるので3枚


ブルーレクイエム
攻めにも守りにもなるのは言わずもがな、3枚必須

そして以上の25枚と、必須パーツ15枚を足したデッキが
チャンピオンシップで使った青黒躍動マルドゥクである

やくまる完全版


そして、南越勢の「らぁく」さんの助言で、

特定の調整相手以外にはデッキを伏せ、ネットでの公表もしなかった

そしてらぁくさんと全く同じレシピでチャンピオンシップに挑み、

私は本戦で8-0の優勝、らぁくさんはガンスリで11-0で優勝という結果を残し、

今回のチャンピオンシップは幕を閉じた

今回このレシピを公開したことで、また皆が対策を練り、メタゲームが回ることだろう

その時、そしていずれ来る4弾環境でも勝ち続けられるように、私は研究を続けていきたい


動画(南越谷卓上遊戯部)

南越谷勢で撮影している、このデッキの動画を紹介しよう
調整中なので別のカードがちらほら入っているが、本筋は同じである
ブン回ったときの躍動マルドゥクの力を是非感じていただきたい


動画(チャンピオンシップ決勝)

注::公式の動画がアップロードされたらここに追加予定








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最後に自分のデッキとアクリルで記念撮影

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